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インフルエンザに似た症状の病気がある?

2019年09月11日

インフルエンザが流行している時期に、高熱が出るなどのインフルエンザかもしれないと疑われる症状があらわれた場合には、症状だけをみてインフルエンザにかかっていると判断してしまいそうになりますが、実はインフルエンザに似た症状の病気は他にもあるため、同じような症状が出ていてもインフルエンザ以外の病気にかかっている可能性があります。

症状が似ている病気のひとつにRSウイルスによる感染症があります。
RSウイルスは非常に感染力の強いウイルスで保育園などの集団生活をしている場所で大量に感染者を出すことがあります。
症状は発熱と呼吸器症状で、重症化すると喘息のような症状がでて呼吸困難を起こすことがあり注意が必要です。
また一度かかっても何度もかかる病気という特徴もあります。

他に似た症状がでる病気には伝染性単核症というものがあり、主にEBウイルスの感染が元になって起こります。
伝染性単核症は小さな頃にほとんどの人がかかる病気で乳幼児期にかかった時には症状が出ずに終わることが多いようです。
しかし成人してからEBウイルスに感染すると高熱や悪寒、全身倦怠感といった症状がでるためインフルエンザの症状と間違える人が多い病気です。
EBウイルスは一度かかると免疫ができる病気なので、免疫を獲得した後は発症することはありません。

ヘルペス性歯肉口内炎とアデノウイルスによる感染症もインフルエンザに似ている症状がでます。
ヘルペス性歯肉口内炎はヘルペスウイルスを持っている人と接触した時にかかる病気でほとんどの症例で高熱を出します。

この病気の特徴は口の中にたくさんの口内炎ができて、痛みが強いことです。
アデノウイルスによる感染症でも高熱がでることがあり、たくさんの人がかかる病気なのでインフルエンザと間違えられることが多い病気です。
アデノウイルスによる感染症では扁桃腺炎を起こすことが特徴ですが、胃腸炎や結膜炎などを起こすこともあります。

すぐに医療機関に受診する

これらの病気は症状だけを見ていると明らかな発症原因を確定することが難しく、インフルエンザだと思い込んでいると治療が遅れてしまうことがあります。
どの病気も高熱がでることが多く、中には自然に治癒をしたり軽症で済むことが多い病気もありますが、治るのを待っているうちに症状がひどくなってしまう可能性があります。

どのような病気でもそうですが、症状が軽いうちに治療を開始しておけばスムーズに治療が進むことが多く、症状がひどくなってしまってから治療を開始すると、なかなか治療の成果が出にくくなってしまいます。
特に乳幼児期など体が小さい子どもの場合には症状が急激に進んでしまうことも珍しくなく、気がついたら重症化していたということが起こります。

大切なのはそこまでひどくなってしまわないうちに医療機関を受診して診察を受けることです。
診察を受けて検査の必要性があると判断された場合には病原菌が何であるのかなどの検査を行い、原因が判明します。
そうすれば治療の方法が定まるので、発症後早くに治療が開始できます。

また病名がはっきりすることで、今後の病状の見通しが立てやすくなり、高熱が出ていても落ち着いて看病ができるようになります。
そして注意しなくてはいけないことがわかるため、もしも病状が悪くなりかけたとしても異常に早く気付くことができるようになるでしょう。
そういった対策を行うことでことで病気になっても重症化を防ぐことができるようになります。

これらの病気はインフルエンザと似ているために検査を行わない限り、何の病気かを判断することが難しくなります。
疑わしい症状があらわれた時には、重症化してしまわないようなるべく早くに医療機関を受診しましょう。